事業内容

米穀集荷・販売および斡旋

米の流通経路

(1)米穀集荷・販売事業

 当組合は昭和23年8月設立以来、組合員様を通して生産者様より県内一円で集荷販売を行っている全集連(全国主食集荷協同組合連合会)傘下の県集荷団体(旧:二次集荷業者、第二種登録出荷業者)です。
 県内各地に組合員(旧:一次集荷業者、第一種登録出荷業者)が在籍し、その産地で生産者様に対し営農指導、米穀集荷、農業資材の斡旋等を行っており、その延長で当組合は委託販売を実施しております。
 組合の集荷全体実績として約350,000俵(内、委託数は約100,000俵)を取り扱っており、主に、うるち米(コシヒカリ、ひとめぼれ、天のつぶ、チヨニシキ、ミルキークイーン)やモチ米(こがねもち、ヒメノモチ)、酒造好適米(五百万石、夢の香、華吹雪、美山錦)などを集荷、販売しております。

(2)斡旋事業

 当組合は組合員様向けに農業資材である検査用紙袋(年間約80万袋)や種子、検査機材等を斡旋しております。
 また、組合員様がお求めになるご要望にできるだけお応えできるよう上記以外にも随時対応しております。(OA機器等)

農産物検査事業

農産物検査とは

 市場に流通する農産物全般に対して、農林水産大臣から認可された登録検査機関が農産物検査法に基づき、品位等の検査を行うことを指します。
 農産物には、米穀(玄米、精米、もみ)、麦(大麦、小麦はだか麦)及び政令で定める大豆、そば等があります。 農産物検査は、第三者である登録検査機関が実施することで検査格付けの公正かつ円滑な取引の一役を担うと同時に、生産者が栽培した農産物の根拠を証明し、安心して消費者の皆様へ提供することができます。
 玄米の品位検査には、1等・2等・3等・規格外と4つの等級が設けられ、その等級に応じて市場へ流通する農産物の品質と価格の目安となっております。(他に、醸造用玄米(酒造好適米)は特上・特等・1等・2等・3等・規格外の区別となっています)

内部監督部門(コンプライアンス)

 検査局長を筆頭に委員8名を当機関の指導的検査員として、当機関内部の指導や監査を実行しております。


 国の農産物検査制度の民営化が平成12年度から始まりましたが、県内第1号の登録検査機関として平成13年8月に農林水産大臣から登録認可を受け運営を開始しました。
 農産物検査員育成研修を実施し、現在85名の農産物検査員が在籍し、年間で約35万俵の農産物検査を実施しています。
 食糧法(主食米以外の用途限定米穀(加工用米、飼料用米、米粉用米、備蓄用米及びWCS(ホールクロップサイレージ))に区分し販売すること)、農産物検査法、米トレーサビリティ法及び食品表示法などの法令遵守は重要であると考えています。
 また、当機関では検査員の知識と技術の維持向上に努め、万全な検査体制を確立するとともに、「自覚と誇り」を持ち農産物検査を実施しています。

取扱い品種

登録検査機関の業務規程(抜粋)

農産物検査法第3条に基づく農産物検査(品位等検査)において銘柄証明ができる品種は以下のとおりです。

水稲うるち玄米
必須銘柄コシヒカリ ひとめぼれ
選択銘柄あきたこまち あきだわら 笑みの絆 LGCソフト 大粒ダイヤ おきにいり 五百川 さいこううち ササニシキ 里山のつぶ たかねみのり ちほみのり チヨニシキ つくばSD1号 つくばSD2号 天のつぶ はえぬき ふくのさち ふくみらい ほむすめ舞 まいひめ 瑞穂黄金 みつひかり みどり豊 ミルキークイーン ミルキープリンセス ゆうだい21 夢ごこち ゆめさやか
水稲もち玄米
必須銘柄こがねもち ヒメノモチ
選択銘柄朝紫 あぶくまもち
醸造用玄米
選択銘柄京の華1号 五百万石 華吹雪 福島酒50号 美山錦 山田錦 夢の香
普通そば
選択銘柄会津のかおり