福島県知事を表敬訪問しました
福島県、東京農業大学、パナソニック株式会社、福島県米穀肥料協同組合青年部の産学官連携で昨年12月に実施した演習「米概論」によって、県産農産物の風評被害について学んだ学生(東京農大国際食農科学科)が、さらに多角的な知見を得るために30年産の県産米「瑞穂黄金」の放射性物質検査を取材に来県する機会に、これまで学んだことや新入生が受ける同演習に協力する意気込みを伝えるため、風評被害払拭の旗手である内堀知事を表敬訪問しました。
知事には「震災前のような全国的にも高い市場評価を得るための風評払拭が大きな課題です。若い大学生の皆さまが、県産米の風評払拭について活動され、そのご報告をお聞きできることは大変ありがたいこと、これからもぜひ継続的に取り組んでください」とおっしゃっていただきました。
福島県は東日本大震災によって多大な物理的被害を受けただけでなく、いわれない風評被害にさらされています。その影響は県産米にも及び、市場での選択性は著しく低下しています。もとより国内の米の消費量は減少し続けている中、風評により「量販店の常設棚に置かれていない」等の消費者との接触機会を失う大きなハンデキャップは、県産米が市場から淘汰される決定打になりかねません。
「全袋検査や県産米の良食味の周知」をアカデミックな領域のターゲットに向けてアプローチすることで県産米の市場での選考順位の復権に寄与する、という狙いのもと、福島県米穀肥料協同組合青年部、県、パナソニック株式会社の共同で、今年も総合演習「米概論」を継続して実施します。